キャンプ場の帰り道、1人の青年と会う。

 

年は同じくらい、僕より背の高い男性に声をかけられました。

「こんにちは、今日よかったら晩御飯一緒に食べませんか?」

昼ご飯の後に唐突に声をかけられてビックリしました。

初対面で、しかも第一声が晩御飯のお誘い。

でも、これが僕の求めていた出会いであることは確か。

僕はすぐに返事をする。

「ありがとうございます、是非ともご一緒させてください」

すると青年からも「ではどこで食べましょうか?カップラーメンしか持ってきてないので食べに行きますか?」

「僕もカップ麺なんです、どうせならキャンプ場で、カップ麺を食べませんか?」

話しはとんとん拍子に進み、集合時間は19時に相手のテントの近くに決まりました。

「名前、なんて及びしたらいいですか?」

そう聞かれたので「井上です」と答えました。

相手は「佐藤です、よろしくお願いします」

そういって19時に待ち合わせをして、佐藤という青年のテントに行くことにきまりました。