佐藤さんと別れたあと、チェアに座りながら、夜の空を見上げ、記念にスマホで星空を撮ろうとカメラを向ける。
綺麗に撮れない夜の写真。
後で知ったことだが、星をスマホで写すのは光が足りないので無理だとか。
何枚か試行錯誤で写真を撮るが、諦める。
肌寒くなり、他のテントから見えていた明かりもチラホラ消え始めたので僕もテントの中に入り、今回の初めてのソロキャンプについて考える。
家からここまでのツーリングの道のり、テントの設営、昼ご飯、佐藤さんとの出会い、夜ご飯。
テント設営はかなり手間取り、計画性はないソロキャンプだったけど、それはそれで楽しい思い出になった。
そんなことを考えながら、スマホでさっき撮った画質の悪い夜空の写真を眺める。
「次はどこに行こうかな」そう考えながら瞼を閉じる。
しかし、ここで寝れればカッコよく一日を終えられたが、夜のテント、辺りは暗く、怖い・・・
山の誰もいない所と違い、人の影も見えるキャンプ地。。。
それでも、外でガサゴソ物音がする旅に条件反射のようにビクついてしまいます。
初めての体験で恐怖心があったのか、寝れたのは辺りがほんのり明るくなったころ、眠りにつくことが出来ました。
朝早めに帰る予定だったので、2～3時間だけの睡眠だったが、ずいぶんスッキリした感覚で目覚める。
