目が覚めた後、元々朝食は取らないタイプだが、せっかくのキャンプだし、キャンプに来た雰囲気を楽しむために事前に買っておいたパンで済ませる。
設営の時も戸惑ったテントだったが、案の定帰りも手間取り、大幅に時間ロスしながらテントをたたみながらも、
結局、起きてから佐藤さんと会うこともなく、挨拶出来ないままでキャンプ場を後にする。
帰りの道をバイクで流すと、昨日と違った充実感があり、とても。
不安と期待が混じった行きの道、安堵と充実感に満たされた帰り道。
同じ道なのに違う景色に見える。
「帰るまでが遠足」と昔遠足の終わりに、小学校の先生に言われたが、まさにその通りだと思った。
キャンプというのは帰り道まで楽しかった。
こうして初めてのキャンプは、手間取ることも多かったけど、初めての冒険にしては満足のいく小さな小さな旅になりました。